昨日は去年11月に引き続き、ランチェスター・セミナーへ出席してきました。主催は「
ランチェスター経営豊橋」さんです。今回は、三部構成で約5時間という長丁場のセミナーでした。
第一部は、地元企業さんが、どのような戦略に基づきビジネス展開されているのか、リフォーム業界『
(株)レオック(REOCC)』さんの具体事例での体験発表。
第二部は、お馴染み
(株)インタークロス『栢野克己』氏。
第三部は、ランチェスター戦略の大御所、
ランチェスター経営(株)『竹田陽一』氏。
さて第一部のレオックさんの事例ですが、ここでは詳細に関して多くは書けませんが、とても緻密に計算された戦略を取られていることです。
まず、地域戦略において営業エリアの絞込みを徹底的に行われています。
このことでかなり時間効率が上がっているそうです。
商品戦略に関しては、それまで広範にわたり色々なリフォームを手がけていたものをある一つのものに絞り込んで、効率を上げています。
これは、時には“捨てること”も重要であるということを物語っています。
それからとても面白い発想だなと思ったことは、支店に当たる店舗の名前のつけ方です。
通常であれば、市・町の名前がそのまま支店名になるところを、お客様の視点に立って、地元住民の誰もが知っている地名で名前付けしている点です。
プレゼンをしてくれた、レオックの社長さんがこんなことを言っていました。
“自分と対面した人から、「トイレはどこですか?」と聞かれた場合に、どのように答えますか?”
自分から見て左方向にあった場合、思わず「トイレは左手にあります」と言ってしまいそうです。
でも対面した人にとっては、トイレは右方向にあります。
こういった部分が本当の意味での顧客視点であると言えます。
その他、エリア探索している点もすごいなと感じました。
正に足で稼ぐといったところでしょう。
第二部は、栢野さんの成功事例100連発です。
ランチェスターの基本である9つの戦略を数々の事例を用いて解説して下さいました。
・商品戦略
・地域戦略
・客層戦略
・営業戦略
・顧客戦略
・組織戦略
・財務戦略
・時間戦略
・やる気戦略
色々な業種がありますが、他業種から学ぶべきことは多いですね。
栢野さんの講演は、いつもパワーがあってやっぱいいですね。
ものすごくやる気が出ます。
ところで、栢野さんは4月から1年間、ご家族と一緒に世界一周されるそうです。
しばらく彼のブログが読めなくなると思うと寂しいですね。
どうかお気をつけて行ってらっしゃいませ。
第三部は、竹田氏の戦略・戦術についてのお話です。
戦略と戦術の区別をしっかりしないと的外れになってしまうため、これらの違いをしっかりと認識するよう力説されていました。
戦略とは・・・目に見えないもの。
戦術とは・・・目に見えるもの。
中小零細企業において、
社長がやるべき仕事が戦略86%。
社員がやるべき仕事が戦術14%。
社長が行う仕事が、いかに社運にかかっているかということですね。
セミナー終了後、懇親会のため会場を割烹「
一平」に移しました。
豊橋にこのような美味しい割烹料理店があるとは知りませんでした。
私は、「セミナー+懇親会」が1セットだと思っています。
懇親会では、福岡でポストカード専門店を営んでいる「
ホワイトベース」の小串社長が真向かいにいらっしゃって、とてもすばらしい業を伝授していただきました。
皆様方、本当にありがとうございました。
セミナーへ出席していつも思うことは、そこで学んだことをいかに自分のビジネスに落とし込み、素早く実行するかです。
「良い話を聞けた」だけでは、お金の無駄遣いになってしまいますから。
▼
(株)レオック
http://www.reocc.co.jp/
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(株)インタークロス
http://www.q-venture.com/
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ランチェスター経営(株)
http://www.lb-c.com/
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割烹 一平
http://www.homecoming.jp/street/050601/index.asp
▼
(有)ホワイトベース
http://www.white-base.com/
▼
ランチェスター経営豊橋
http://www5c.biglobe.ne.jp/~fpymgc/index.htm