皆さんは教育者の異端児あるいは、革命児的な存在である『
陰山英男』という方をご存知でしょうか?
小学生の子供さんをお持ちの方なら、ご存知かもしれませんね。
新学習要領の「ゆとり教育」に抗する形で、百マス計算や漢字練習の反復学習を続け、基礎学力向上に取り組んだ先生です。
反復学習で、学力はもちろん、精神も鍛えられという、独自の教育プログラムはNHKの「クローズアップ現代」にも取り上げられました。
著書もいくつか出版されており「
本当の学力をつける本」は教育本としては数少ないベストセラーとなっています。
昨日は、地元の青年会議所の主催で陰山先生の講演会へ行ってきました。
先生は今年で若干47歳にも関わらず、昨年から広島県の小学校で校長をされています。
昨今、昔と比べ、最近の学生の学力低下が問題となっていますが、実はその根底は、もっと深いところにあり、気力・生きる力といった人間としての基本的なところが、そもそも低下しているとのことでした。その結果、学力低下につながっていくと・・・
フィンランドは全世界の中で教育がもっとも進んでいる国だそうです。
この国と日本では、教育に関する考え方が全然違うそうです。
フィンランドでは大学まで、学費は無料です。
それは、社会出るまでは徹底的に学んでもらって、その後社会で出てから、納税によって還元してもらう、つまりはそれが国の為になるということらしいです。
日本は、受益者負担と言う考え方で、自分のために必要なこと、必要なものにお金を使って、それが最終的には、また自分に還ってくるという考え方です。
今の日本は、生活は夜型になってきていますが、これは絶対にマズイとのことです。これはしっかりした実験データに基づくものです。
早寝早起き、そして朝食は必ず取る。・・・これは重要らしいです。
最後に、つい最近、学校の先生の免許更新制度が導入されるという報道がありました。
これについて陰山先生は、大変怒っていました。
この制度が導入されれば、免許更新時に申請のための書類が発生します。
当然、校長はこの書類に目を通したり記載したりと、そのために多くの時間を割くことになります。
そのことによって、子供のため割く時間がなくなってしまうと・・・
文部科学省の官僚たちも同様です。
こんなことに時間を割くとは、全くもってコスト意識がないと嘆いていました。
まだまだ色々とありましたが、本当に目にウロコ状態の情報が満載でした。
話は変わりますが、昨日9日は私の誕生日でした。
GREE等のネット仲間から多くのお祝いの言葉を頂戴し、とてもうれしく思います。
ありがとうございました!