ちょくちょく事務所へ色々な会社から売込みの電話が掛かってきます。
昨日は、商品取引(先物取引)の会社から掛かってきました。
商品取引は、過去に手を出したことがあり、とても痛い目にあったので、もう二度と手を出すまいと心に決めています。
なので、この手の電話はすぐさま切りたいところですが、ここは怒りの気持ちをグッとこらえて(笑)、どんな営業トークを展開するのか聞いてみることにしました。
相手はとても元気いっぱいに挨拶から始まります。
どうやら前にもこの会社から電話があったようです。
相手「以前にも前の営業の者がお電話したことがありますが、覚えていますか?」
自分「覚えてないです!」(ホントはうっとうしい電話だったので覚えています。(笑)))
相手「今、ガソリンが大変なことになっていましてぇ・・・」
自分「へぇ〜 何が大変なの?」
相手「今までにないほど相場が上がってきています」
自分「あッ そう〜」(無関心を装う)
相手「実はですねぇ これからガソリンが供給不足の状態になりまして・・・」
自分「そうなんですか〜」(そんなことは既に知っている)
中略
(なにやら電卓をはじいている音がする)
相手「120万ほどの資金が500万円ほどになると思いますよ」
自分「それはすごいですねぇ〜 でも私は興味ないです!」
中略
自分「そんなにいい話なんだから、もちろんあなたは自分でもやってるんでしょうねぇ?」
相手「えっ、自分はやってないです」
自分「どうして???」
相手「それは・・・」
自分「お前な〜、そんないい話だったら真っ先に自分がやるだろーッ!」
「そんなもの人に勧めるんじゃね〜よぉーーッ!! 」 “ガチャ”
この間15分ほど冷静さを保って会話してましたが、最後にはとうとうキレてしまいました(笑)
(本当は紳士的に会話を終わらせるつもりだったんですが・・・(^^ゞ )
“スグに電話を切ればいいのに”と言われそうですが、私も営業をしているため、どんな営業トークをするのか聞いてみたくなるんです。
でも最近この手の電話はだいたいシナリオがよめます。
たぶんこの手の会社では、ロールプレイ(応酬話法)の勉強をしていると思われます。
私はまず素人を装って、相手がどんな切り口で話を進めてくるかを聞いてみます。
その後、先にも書いたとおり、私は先物で痛手を負ったため、自分なりにかなり勉強したので、相場で起こりうるリスク等々、専門用語を使って話し出します。
意外な展開になるので、相手もちょっと拍子抜けしたような感じになります。
(このあたりが結構おもしろいんです・・・ちょっと意地悪ですかね?(笑))
私が思うに、電話はとても便利な道具ですが、その行為は本来とても失礼なものだと思っています。
それは、相手が忙しいさなかだろうが、突然構わず鳴るからです。(当たり前ですが)
だから相手にそれなりの気配りを心がける必要があるわけです。
今回もそうですが、先ず相手に対する心配りが全くできていません。
そのあたりから再考しなければ、この業界のイメージも払拭できないと思います。
(電話の相手のイメージが悪い → その会社または業界のイメージが悪い)
嫌悪感を感じる会話はどんな感じなのかを知ることは、自分としても勉強になるので、そういった意味でも、このような電話の会話は勉強になります。
自分がイヤだなと感じたことは、どんなことだったか考えてみることで、相手への心配りもかなり改善できると思うからです。
少し余談ですが、「先物取引は現物を持った商社がリスクヘッジするために行うもの」というのが私の自論です。
くれぐれも一個人が手を出さないように。